コウチーニョがバルセロナに行かない、これだけある理由

パリ・サンジェルマンへ移籍したネイマールの後釜として、バルセロナが個人合意しリバプールも放出を認めたと報道されているコウチーニョ。

ですが、コウチーニョのバルセロナ移籍はない、と云うのが個人的見解で、確信に近いくらいの自信を持っています。では何故そこまで言い切れるのかを書いていきたいと思います。

リバプールとの長期契約

今年の1月末にコウチーニョはリバプールとの契約を2022年夏まで延長しました。(公式発表では『長期間』という形になっています)
その際、コウチーニョは初めてクラブに来た時から歓迎してくれた事に感謝し、ここにいられて幸せだと述べています。
この契約を結んだ段階で、既にコウチーニョのバルセロナ移籍は噂されていましたが、コウチーニョは契約延長を選びました。

ネイマールの不在

元々、コウチーニョのバルセロナ移籍の噂はネイマールが望んでいたからでした。ネイマールとコウチーニョは共に1992年生まれで、10代の頃から親友でした。2009年に行われたU17ワールドカップではブラジル代表として共に出場。現在はA代表で息のあったプレーを見せています。
これだけ仲の良いコウチーニョと、バルセロナで共にプレーしたいとネイマールは発言していた事から、バルセロナがコウチーニョを獲得するのではないかという噂に繋がった訳です。
そのネイマールが誘っていた時でさえ、コウチーニョはリバプールと契約を延長した訳ですから、ネイマールが居なくなったいま、コウチーニョがバルセロナに移籍する理由が更になくなったと思います。

ジェラードのリバプール帰還

リバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラードが今シーズンからリバプールU18のコーチとして復帰しました。
ジェラードは、共にプレーしていた時からコウチーニョの才能を絶賛しており、ジェラードがリバプールを去る事になった時には、リバプールの事をコウチーニョに託していました。それだけ、ジェラードはコウチーニョがリバプールを愛し、クラブのアイコンとなるべき存在として評価していた訳です。
リバプールのレジェンドから後を託されたコウチーニョが、レジェンドが帰還したいま、このタイミングで移籍するでしょうか?
しかも、前述した2つの理由があるのにです。
私は、コウチーニョはタイトルを取れなかったジェラードの為にも、更なる活躍をしてジェラードにタイトルを捧げたいと願っているのではないかと思います。

クロップの発言

バルセロナからの獲得打診を受けた時、クロップ監督は「コウチーニョは非売品である」「リバプールは選手を売るクラブではない」と発言しています。
事実、リバプールとコウチーニョとの契約には、ネイマールがパリ・サンジェルマンへと移籍した時の様に『契約解除金(バイアウト契約)』がありません。つまり、幾らお金を積まれようがクロップとリバプールが「NO」と返事をすれば、バルセロナは獲得手段がないのです。
今年はリバプールにとって久しぶりにヨーロッパの舞台(チャンピオンズリーグ)に返り咲くための大切なシーズンです。このタイミングでチームの大黒柱であるコウチーニョを手放す理由はありません。
金銭的な面でも、プレミアリーグは莫大な放映権料を各クラブに分配している為、リバプールが金銭的に困窮している訳ではなく、売る理由が全くありません。


以上の理由から、コウチーニョがバルセロナへ移籍するのは、少なくともこのタイミングでは有り得ないというのが私の結論です。

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浦和レッズとリバプールが特に大好きなサッカー好きです。 実際にプレーはしません(笑) 見る専門ですが、現地観戦は久しくしていません。 また見に行きたいと思ってはいます。 好きなスタジアムは駒場スタジアム、アンフィールド、カンプ・ノウ、ボンボネーラ。 好きなプレーヤーは、ロベルト・バッジォ、スティーブン・ジェラード、シャビ。 好きなリーグは、イングランドのプレミアリーグ。