日本代表がニュージーランド戦で見つけた希望「小林祐希選手」

FIFAランキングでは格下のニュージーランド戦。日本代表はG大阪所属のMF倉田選手のゴールで、辛くも勝利しました。

途中からはニュージーランドに主導権を握られるなど、試合内容も決して褒められたものではないと感じました。

しかし、もし私がハリルホジッチ監督ならばワールドカップに連れて行きたいと思えた選手を見つけることが出来ました。

それはオランダ・エールディビジのscへーレンフェンに所属するMF小林祐希選手です。




小林祐希選手の良さ

ジュビロ磐田時代は主にトップ下を担い、自分が仕掛けるプレーしてをしていました。当時の小林選手のプレースタイルは、『俺が俺が』という意識が強いように感じました。

しかし、現在所属するへーレンフェンでは、ダブルボランチの一角や4-1-2-3のセンターハーフを務めています。

チームの中で彼は、逆サイドにいるセンターハーフの選手が攻撃的なこともあり、どちらかというと黒子に近い役割に徹して、その選手の良さを引き出すプレーをしているようです。

それは、監督からの指示もあるのかもしれませんが、小林選手が自ら考え、チーム内での中盤のバランスを取る事を意識して行っているものです。

つまり、小林祐希選手は『自分が攻撃的にいく』よりも『チームメイトの良さを引き出す為に自分のプレーを変える』事を自らの考えで行っているのです。

ここが小林選手がオランダでプレーして変わった点であり、小林選手の良さだと思います。

チームの中で自分を活かす

自分の周りの選手の良さを引き出し、周りの選手が気持ち良くプレー出来る様にする。これによってチームの中で小林選手が活き、小林選手がチームに活かされるプレーが出来ています。

それを途中出場したニュージーランド戦でのプレーを見ていて感じることが出来ました。

小林選手はプレー中に常に周りを見ながら動き、決して足を止めないのです。

周りの状況を常に把握し、スペースがあればそこへ自らが動き出し、パスが来たらダイレクトでパスを出してリズムを作り出す

チャンスになりそうなエリアを見つけたら、その場所を味方に使わせる為に、その場所にいる敵を引き連れて敢えて違う方向へ動きスペースを作り出す

動きをして味方を活かすプレーをしたかと思えば、ラストパスを出したりシュートを狙ったりと、常にボールやチャンスに小林選手が絡んでいました。

彼は「リンクマン」として機能していたのです。
(リンクマン︰味方Aと味方Bのプレーの間で自らがボールを受け、攻守の繋ぎとなるプレーで味方を助けたり攻撃のリズムを作り出すプレーヤー)

リンクマンの必要性

このリンクマンこそ、今のハリルホジッチ監督の志向する縦に早いサッカーに不可欠となってくるプレーヤーだと思います。

何故ならば、縦に早いサッカーだけでは今後必ず通用しない状況が起こることが目に見えているからです。

現在の日本代表の中盤の攻撃的な選手達は、香川選手や柴崎選手の様にチャンスを作り出す能力に長けた選手達です。

それはつまり、一発のパスでチャンスを作り出す選手達だということ。

私は、この選手達だけでは、相手が既に守備陣形を整えている状況では、今の日本代表は攻めあぐねる傾向が強いと感じています。

この様な展開の時には、小林選手の様に味方を活かし味方に活かされる選手が必要となります。

常に動いて、スペースを作る、味方からパスを引き出して逆サイドに展開する、ボールをキープしてリズムを変える。この様な動きを繰り返すからこそ、敵の守備陣形を乱れさせることが出来るのです。

小林選手の様な動きをする選手が、これまでの日本代表には存在していなかったのです(又は監督からの指示を忠実に守っているから敢えてしなかった)

彼を代表に入れるべき

小林選手は、本田圭佑選手と同じ様に日本人選手らしくないプレーヤーです。監督の指示を忠実に守るだけでなく、その場の状況や試合展開・時間帯によって自ら考え、最適だと思うプレーを行います。例えそれが監督の指示と異なってもです。

リンクマンであり、状況に応じて最適なプレーを考え実行出来る小林選手。

冒頭にも述べましたが、私が監督ならば小林祐希選手をワールドカップ当確メンバーに入れます。

彼ならば先発でも途中出場でも、その場その場で必要なプレーを行う判断力と行動力・技術力を備えているからです。

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浦和レッズとリバプールが特に大好きなサッカー好きです。 実際にプレーはしません(笑) 見る専門ですが、現地観戦は久しくしていません。 また見に行きたいと思ってはいます。 好きなスタジアムは駒場スタジアム、アンフィールド、カンプ・ノウ、ボンボネーラ。 好きなプレーヤーは、ロベルト・バッジォ、スティーブン・ジェラード、シャビ。 好きなリーグは、イングランドのプレミアリーグ。